リアブレーキパッドの交換

週末についに、かねてからの懸案事項であったリアブレーキパッドの交換をDIYした。昨年12月の車検時に残り2mmと宣告されてから、すでに20000キロを走行。年間25000キロで毎年1mmぐらいの消費とされていたので、すでに1mmを切っているかと毎日ヒヤヒヤしながら運転していた状況。パッドに余裕がある頃は全く泣かず、昨年の11月ぐらいから泣きだしたのもありその音もヒヤヒヤを助長させることもありました。

DIYをするワケ

本当なら、ブレーキは重要パーツなので、整備士さんにお願いした方が安心なのですが、今回わざわざDIYした理由は、

  • ネットで調べたら自分でもできそうだった。
  • 今回はリアだけなので、交換後失敗しても、フロントブレーキで何とか止まれるという根拠があった。逆にフロントも同時交換となると、作業時間も考えてショップにお願いしていたと思う。
  • 昨年の9月にタイヤ交換をしたとき、要交換の指摘をされ、出てきた見積もりが4万円を超えた為に躊躇したが、その後の車検見積もりでもう少し乗れそうですと言うことをいわれ、誰を信用していいのか分からなかった。
  • ブレーキパッドはガソリンやタイヤと同じ消耗品なので、純正パッドの効きや社外秘品でのコストパフォーマンスを知りたかった。
  • 車検時にお願いしたブレーキのオーバーホールはちゃんとやってあるのか、確認したかった。

という感じ。

実作業

メンテ場所はいつもの実家駐車場。作業時間は11時スタートの13時終了。
最初のブレーキキャリパーのナット外しで考えられないぐらい堅かったこともあり、手間取ったため30分ぐらいロス。次やるのであれば全部で1時間あれば終わります。慣れた人と設備があれば4輪全部で1時間も関わらないのでは。

今回使った工具とツール。

車体に力をかけるので、本当はウマを掛けた方が安心です。

(ブレーキ戻しに使うだけなので代用品あれば無くてもOK)

  • 新ブレーキパッド
  • ブレーキ用グリース(クレー製)

先日貰ったグリスだけだと心配だったのでやっぱり買いました。
でも結局は貰った分だけでも足りたかも。

  • ブレーキクリーナー



後は軍手とボロ雑巾何かあれば、良いかも。
こんな物でできます。

新パッド。先日ログった通り、WEDSSPORTSのSCシリーズ。
袋から出したところ。鳴き止めの為に、面取りを紙やすり#80で予めやって置きました。
どのくらいやったらよいのか分からないので、結構適当ですww
その後念の為、ブレーキクリーナーで全面キレイにしておきました。

タイヤはずしからキャリパーカバーはずし。

タイヤは、通常通りジャッキアップしてはずします。
キャリパーが見えるので、裏側にあるナットをはずします。
これが固いのよ。たぶんわざと固くしてあるんだろうけど。

固すぎたので一度グリスアップ(ブレーキグリスでないやつ)してからはずそうかと思いましたが、グリスが見つからなかったので諦めかけた最後の馬鹿ぢからで挑戦したら緩みました。パンダグラフジャッキだったので不安定なこともあり、はずしたタイヤを車体の下に引いてからやりましたよ。写真は既に緩めたあとです。

カパと上にあげるとパッドが取れるようになります。リアキャリパーはあげたままにできないので、針金とかで吊った方がやりやすいかも。
自分は用意をわすれたので、そのまま続行しました。

パッド外しから交換まで

マイナスドライバーでブレーキパッドをはずします。

はずしたパッドの表(ブレーキがかかる側)
こちら側にグリスなどが付着するとブレーキが効きにくくなるので、注意が必要です。

裏側(キャリパー側)
鳴き止め用のシムは再利用しますが、きちゃないので、ブレーキクリーナーで拭き拭きします。右側だけ金具が点いていたのですがそれも再利用。

今回買ったクレーのグリス。ワコーズと同じ耐熱性で、ゴムや樹脂にも使えるタイプ。コメリにブレーキクリーナーを買いに行ったら、これを見つけたので、念の為購入。こちらは1000円しなかったよ。

鳴き止め様に、シムとブレーキパッドの間、シムとキャリパーに当たる部分に塗りぬり。

もとに戻して完成(ぇ?

一つもどる。

そういえば、ブレーキパッド交換で一番苦労すると思われるキャリパー戻しを飛ばしたww
写真はなしよwwというか撮り忘れた。
まぁ、気を付けるのは2点。エンジンルームにあるブレーキフルードの溢れと、キャリパーが重く固いのだけ。
フルードは事前に粗方スポイトで吸って、別容器に移して完了。キャリパーを戻すたびに、溢れてこないか確認しました。
キャリパー戻しは専用のツールがあると便利らしいが、たまにしかやらないのに買うのもあれなので、使用済みのブレーキパッドを2枚挟み、メガネレンチでテコの原理で戻しました。
ここはコツさえつかめば簡単です。
ググレば先人の知恵がいっぱい出てきます。

後はもう片輪分やって完了。

最終点検

予め少し抜いていたブレーキフルードを戻し、またエンジンをかけてからブレーキを4〜5回踏んで、当たりを出しておく。エンジンをかけないとブレーキは2〜3回踏んだだけで効かなくなるので注意が必要。
ブレーキの当たりが出た後にちょっとだけ前進してブレーキが利くか確認。無事確認できたところで、数キロのならし運転をして、トルクレンチでもう一度締めて、完了。

交換を終えて

ブレーキ交換作業は、ナットが固い意外は結構スムーズに進みました。リアは1PODタイプなのでキャリパー戻しも比較的楽なのかもしれません。フロントは2PODなので、もしかしたらもう少し大変かも。パンダグラフジャッキだとやはり不安です。ウマを買った方がいいです。
着になっていたブレーキのオーバーホールですが、キャリパー内が結構きれいだったので、ちゃんと実施してくれてたようです。交換後は、キーキーなっていた音も鳴かなくなりました。
全体を通してブレーキ関連の知識を得られたので良かったです。今後ブレーキ消耗でボッタくられずに済みそうです。
そういえば、はずしたブレーキパッドは、少ないところで2mmをきっており、多いところでは5mmぐらいありました。
もう半年ぐらいなら行けたかもしれません。
今後またブレーキパッドをDIYでやるかどうか?ですが、自らは進んできっとやりません。車検時等にお願いすれば工賃無料でやってくれるそうです。年間3万キロを超えるような過走行でなければ、1年に一度の法定点検時で問題ないかと思います。すぐに無くなるような部品ではないので。しかし、ブレーキのオーバーホールとなると、一度自分でやっても良いかもしれません。傍目では見えないところなので、人に頼むのとては安心感が違います。